2025年8月11日、宝塚歌劇団星組の新トップスターに就任したのは 暁 千星(あかつき ちせい) さんです。
これまでのトップスター、礼 真琴さんの退団という大きな節目を経て、星組の新たな歴史を担うことになった暁さん。彼女の魅力とは一体どんなものなのでしょうか。今回は、その類稀な才能と、これまでの軌跡に迫ります。
新トップスター 暁 千星さんってどんな人?
暁 千星さんは、京都府京都市出身。2010年に宝塚音楽学校に入学し、2012年に第98期生として宝塚歌劇団に入団しました。初舞台は宙組公演『華やかなりし日々/クライマックス』。その後、月組に配属されます。
彼女の魅力はなんといっても、その圧倒的なダンス力と、恵まれたスタイルです。手足が長く、舞台の上では誰よりもダイナミックに、そしてしなやかに踊る姿は観客の目を惹きつけて離しません。また、低音から高音まで自在に操る歌唱力も高く評価されており、ダンス・歌・芝居の三拍子が揃った実力派の男役として、入団当初から期待のホープでした。
愛称は「あり」「ありちゃん」。ファンからはもちろん、同期や上級生からも愛される、明るく親しみやすい人柄も彼女の大きな魅力の一つです。
輝かしい軌跡:月組から星組へ
月組時代から、暁さんは様々な舞台で重要な役を演じてきました。若手スターの登竜門とされる新人公演では、早くから主演を務めるなど、その実力と人気は折り紙付きでした。
【月組時代の主な出演作】
- 『FALSTAFF』(2017年、バウホール公演初主演):シェイクスピア作品の登場人物を演じ、持ち前の演技力で観客を魅了しました。
- 『BADDY-悪党は月からやって来る-』(2018年):自由奔放な悪党「GOODEE」役で、これまでのイメージを覆すようなコミカルな一面を披露し、大きな話題となりました。
- 『今夜、ロマンス劇場で』(2022年):映画スター「俊藤龍之介」役を演じ、クールでセクシーな魅力を発揮しました。
そして、2022年、暁さんにとって大きな転機が訪れます。月組から星組への組替えです。
星組は、情熱的でエネルギッシュな組として知られており、高いダンス技術を持つ暁さんにとってはまさにぴったりの場所でした。組替え後、彼女は星組の2番手スターとして、トップスターの礼 真琴さんを支え、数々の舞台で活躍しました。
星組トップスターとしての新時代
暁さんが星組のトップスターとして初めて出演するのは、2025年9月から上演予定の『ダンサ セレナータ』『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)II』です。
星組トップスター暁千星さんと、星組トップ娘役の詩ちづるさんのお披露目公演となります。
魅力あふれる暁 千星の世界へ
暁さんの舞台は、ダンス、歌、芝居が一体となった、まるで一つの芸術作品のようです。彼女の舞台を見れば、宝塚歌劇の華やかさと奥深さをきっと感じてもらえるはず。
宝塚歌劇をまだ観たことがない方も、これを機にぜひ、星組の新トップスター・暁 千星さんの舞台に足を運んでみてはいかがでしょうか。彼女の放つオーラと圧倒的なパフォーマンスは、きっとあなたの心を掴んで離しません。
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