「アート引越センター」などを運営するアートグループの保育事業・アートチャイルドケア株式会社(東京都品川区)は9月28日、10月1日から保育士資格のない人にも正社員として保育所で働く機会を提供する「ポテンシャル採用」制度を新設し、全国で100名を目標に人材を募集すると発表した。
同制度で採用された場合は、保育補助として同社の各保育所で働きながら、社内研修や勉強会を受講し、保育の仕事への理解を深める。
また、意欲・能力のある人には通信講座による保育士取得を同社が支援する。子どもたちの成長を共に支える意欲のある人材を広く募集し、保育士への門戸を広げることで、質の高い保育サービスの提供を目指す。
アートチャイルドケアの『ポテンシャル採用』制度について
この度新設する『ポテンシャル採用』制度は、保育資格を有しない人を正社員として採用し、実際の保育補助業務に従事してもらう制度。
同社の全国にある保育園で勤務しながら、動画による研修や、対面による社内勉強会等に参加して保育について学びを深められるため、保育の知識のない人も安心して働ける。
また、意欲のある人には、別途設けられた資格取得支援制度を利用すれば、同社が通信教育受講費用を負担するなど、資格取得の支援も受けられる。
アートチャイルドケアの『ポテンシャル採用』制度の狙い
保育資格を取得するためには時間もコストもかかる。
保育士の仕事に興味があっても資格取得に躊躇している人に対し、資格不要の職種を設けることによって、保育業界への門戸を広げる。
更に、新型コロナウィルス感染拡大による影響で、離職された人へ就労機会提供の一助となることも狙いとしている。
さらに、同制度で採用された人は、全国の保育園に定数の保育士に加えて「保育補助」として配属されるため、保育士不足の中でも現場職員の負担を軽減し、質の良い保育サービスを提供できると考えている。
アートチャイルドケアとは
アートチャイルドケアは、2005年にスタートしたアートグループの保育事業を母体とし、2010年にアートグループ3社の保育事業統合により発足した。
「自分らしく生きていくことのできる子どもを育む」ことを保育理念に、現在では認可保育施設・認証保育施設・同社独自に運営する保育園や院内・企業内保育所、さらには、発達に課題のある乳幼児を対象とした児童発達支援教室など、181園の保育所を運営し、約6,500名の乳幼児を預かっている。
転妻ちゃんネル的ニュース解説
転勤族の妻は、資格を取っても勤務する場所もなかなか見つけづらくて大変ですよね。
実地研修が受けられる上に、やる気がある人には、会社の制度で保育士資格取得支援もしてもらえるとのこと。
全国的に需要が高い保育士資格。
経験や年齢を重ねるごとに信頼性も高まる保育士資格を持っていれば、全国どこに住んでも強いと思いました!
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